抄録

レッズ、アルディージャ両代表、村井チェアマンと熱く語る

『浦和&大宮』 クラブと街の未来図

平成28年2月20日 浦和コミュニティセンター多目的ホール

Jリーグ開幕を目前に控えた2月20日、浦和コミュニティセンター大ホールにて、『浦和&大宮 Jクラブと街の未来図』と題して、村井満チェアマン、淵田敬三浦和レッズ代表、鈴木茂大宮アルディージャ代表を招き、トークイベントを開催した。

 

開会にあたり、清水勇人さいたま市長が登壇して、「私もJリーグ百年構想の理解者の一人。地域コミュニティの活性化、経済の活性化、スポーツリズムによる観光の活性化などさいたま市のスポーツが持つ力は無限の可能性がある。スポーツをもっと活用して豊かに生活ができる街づくりをしたい」と挨拶した。

 

上野晃アナウンサーが司会を務め、浦和、大宮の両クラブが現在、ホームタウンでの取り組んでいる事例を共に紹介をした。浦和レッズ淵田代表は、サッカーを「見る」「やる」「学ぶ」の観点に立って『レッズランド』での活動や、年間約600回を開催している『ハートフルクラブ』の活動を紹介。「ハートフルクラブは、子供たちの心を育てる場」と紹介した。

 

大宮アルディージャの鈴木代表は、「成績が悪くてもホームタウンに支えて続けて頂ける存在になるために、2011年から10年間のビジョンを立てて活動を行っている」と、サポーターや地元商店街と連携した活動を紹介した。

 

村井チェアマンもJリーグの各クラブが行うホームタウン活動事例を紹介。「スポーツがあることで国民が豊かになるのが、Jリーグの百年構想であり、大切にしている部分」。来場者アンケートでは、Jリーグが地域貢献していると感じている人は、79.5%存在しており、プレミアリーグの76%を凌ぐほど、Jリーグは地域との絆を大事にしていると語った。

 

後半は、ディスカッション形式で、街の未来図について語り合い、淵田代表は、才能育成における地元との連携強化を明言。「選手・指導者育成において地元教育機関や指導者との連携を深めたい。トップチームのタイトル奪還も必須だが、そこが地元の要望であることはかねてから強く認識している」と語った。

 

鈴木代表は未来志向とサポーター&地元組織との地道な連携を強調。「サポーターや地元商店街と連携し、ブラジルなど海外へも地域一体の活動を発信して来た。浦和とのダービーなどさいたま市を強くアピールする未来を皆さんと共有したい」と語った。

 

村井チェアマンは「まずはホームタウンから」のJライセンス制を紹介。「Jのクラブライセンス制度の筆頭事項は地域との連携・貢献。ガンバの吹田スタジアムなどその潮流は強く、加速もしている。両クラブのさらなる地域へのアプローチに期待する。」と語り、Jリーグの新人研修の際に、新人の選手達に挨拶をした時の話も紹介した。10年間、活躍できる選手は、一人握りの選手しかいない厳しい世界の中で、各チームの強化担当にアンケートを取ると、Jリーガー達が求められている能力は、『傾聴力』『自己分析能力』『主張力』というリバウンドメンタリティだということを紹介。ドイツでは街をあげて、自分達がクラブを支えるという意識をもって、選手達も育てている。人間力はホームタウンが鍛えるべきであり、それこそがJリーグの理念そのものだと持論を語った。

 


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